秋の文化祭活動


日野「倉田〜!倉田はいるか!?」
−ガチャッ−
坂上「先輩?倉田さんなら『嫌な予感がするから』とかで部活は休みですよ」
日野「くっ!アイツ、この頃するどくなったな。まぁいい、坂上に頼みがある」
坂上「あっ、部室のドアに神田さんが」
日野「なに!?」
−振り返るが誰もいない−
日野「ウソつくなよ坂上・・・ぎゃー、坂上まで消えやがった!せっかく新堂が文
   化祭でロミオとジュリエットに出るから、出させてやろうと思ったのに」
坂上「僕にジュリエットで出ろって言うんですか!?(怒)」
−机の下から出てくる−
日野「お。坂上発見♪」
坂上「はっ・・・しまった〜ぁ!!」

細田「やあ坂上君。久しぶり」
坂上「細田さんもこの劇に強制連行ですか?」
細田「そうだよ。僕はロミオ役だからよろしく」
坂上「うっ・・・新堂さんがロミオ役じゃないんですか。この劇、失敗だな・・・」
細田「新堂さんは神父の役さ」
坂上「あの、ところで僕の役は」
細田「ジュリエットって聞いたよ。日野さんから・・・あれ、坂上君?」
−坂上、瞬間移動−

日野「細田、勝手な事を言うな。ロミオはこの俺だぜ」
細田「じゃあジュリエットは僕?」
日野「もう1回言ったら屋上から突き落とす。ジュリエットは捕獲に成功した倉
   田だ」
倉田「日野先輩、訴えてやる〜!」
細田「僕、主要キャラじゃないんだ・・・」
日野「お前は庭園の銅像1の役で、時田と話はついてる」
倉田「こんなの映画にするの!?お嫁にいけなくなっちゃう〜」
日野「心配するな。俺がもらってやろう」
倉田「先輩、風間さんに毒されちゃいました?って、そんな場合じゃない!私は
   降ります」
日野「俺が不服か。しょうがない、岩下がロミオでどうだ」
岩下「私は構わなくてよ倉田さん。ふふふ、倉田さんは可愛くて好みだわ」
倉田「交換条件として成り立ってません!」

−舞台裏−
荒井「どうです。僕の言ったとおり、面白い人たちでしょう」
時田「この人たち全員、喜劇役者としての才能を持ってるような気がするなぁ」


前のページに戻る