65:ゴーストハウス

−ミシッ・ミシッ−
吉川「泰明さぁん、手を離さないでくださいよぅ」
河口「吉川は臆病なヤツだな。明日から撮影で来る場所だぜ」
吉川「オバケ屋敷だってここまで怖くないですよぅ〜」
河口「さり気なく、新堂のセリフを真似るな」
泰明「えーと、この部屋の鍵は・・・これか」
−ガチャ−
スンバラリア星人「AGHADJDLDPCDH!!」
泰明たち「!?・・・うわー!!」

吉川「どうして空き家にあんなのが居るんですぅ(泣)」
河口「知らん!泰明さん、どうします?」
花田「不法滞在にしては目立ちすぎだよな」
泰明「・・・警察に連絡するしかないだろう。早く出よう」
−ガチャガチャ−
花田「どうした泰明君」
泰明「それが・・・おかしい。鍵が見当たらなくて」

−ミシッ・ミシッ−
花田「足音だ」
スンバラリア星人「PFDKSOFMSLD」
吉川「ぎゃー!さっきのバケモノが近づいて来てます!」
河口「こういう時は落ちついて・・・吉川、お前行け!」(ドン)
吉川「うわっ・・・とっと」
スンバラリア星人「FGEGJKL!」
−ぎゅ(抱き)−
スンバラリア星人「OFUKLEKLJUFA・・・・・・・・・(ポッ)
吉川「皆、助けてくださいよぉ〜!!」
−ミシッ・ミシッ(吉川と共に去って行くスンバラリア星人)−

泰明「俺が生きてられるのは、河口君の気転のおかげだ。ははっ」.....


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66:修学旅行:北海道

園部「良夫君。2日目からの自由行動、一緒に回ろうよ」
良夫「家まで迎えに来て、飛行機もバス移動までも隣りで・・・殆ど一緒だった.
   ぜ俺ら・・・」

−2日目−
良夫「母ちゃんに葉子ネエの分に、あとは−−」
園部「もうお土産買ってるの?」
良夫「北海道と言えば、【白い恋人】に【バターサンド】だよな」
園部「海産物もあるよ。タラバガニとか」
良夫「小学生の修学旅行で買えるかっつーの」
園部「木彫りの熊は?」
良夫「買えねえっつーの!20万もすんだろ」
園部「お父さんがいればカードで買えるんだけど・・・」
良夫「物好きだな、園部って。熊が気に入ったのか」
園部「お義父さんか良夫君にあげる」
良夫「・・・とりあえず俺はいらねぇ。サケを咥えた熊の木像なんて」

−3日目−
園部「ここが小樽のオルゴール堂ね」
良夫「オルゴールなんて女の物だよな。俺はいいや」
−その後のバス移動中−
園部「これおもしろいオルゴールだよ」
オルゴール≪タララララララ・チャッ・チャチャッチャ−−≫
園部「良夫君のテーマ曲。旅行前にオーダーメイドしておいたの」
良夫「すげー!こんなのよく作れたなぁ。なんか嬉しいぜ」
園部「1曲分を完全に収録してあるからね」
良夫「・・・それ、オルゴールの限界越えてないか?」


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67:修学旅行:北海道PR編

−4日目−
園部「登別の地獄谷。自然の雄大さを感じながら写真撮ろうよ」
良夫「ツーショットか?恥ずかしいから嫌だ」
園部「すいませーん。シャッター押して下さーい」
良夫「あっ、ちょっと待て!」

観光客「撮りますよ」
良夫「う、腕組むなって・・・」
園部「このくらい普通よ」
観光客「はいチーズ!」
−ちゅっ−(頬)
(カシャ)
園部「良夫君、今度の現像が楽しみだね!」
良夫「待てぇー!誤解されるだろ!その【写るンです】よこせー!」
−追い掛けっこで地獄谷の観光そっちのけ−

−5日目−
−ずるずるずる−
良夫「ラーメンおいしいなあ」
園部「本場って感じだね。ところで今日はどうしよっか」
良夫「コンサドーレ札幌の試合観たいんだよな」
園部「じゃ、早速行こうよ」
良夫「そんなサッカー好きじゃないだろ?ついてくるのは慣れたけどさ・・・」

−競技場へ移動−
園部「どこ行くの?」
良夫「今日は屋外のスタジアムだから、ホッカイロいるだろ」
園部「手を繋いでれば暖かいかもよ♪」
良夫「・・・・・・もう反論する気もねぇ・・・」
−試合観戦中−
園部「ZZZzz・・・・」
良夫「・・・寝てる。・・・肩に頭乗せてきてるし。でも、普通にしてたらやっぱり
   園部って、かわ・・・はっ!何考えてるんだ、俺は葉子ネエひとすじで
   −−(アセアセ)」
−試合観戦に集中できない良夫でありました−


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68:予知能力あるのに助けない娘

立川「これが打てるか良夫!」
良夫「絶好球だぜ」 カキーーン!!(あっさり)
友人A「でかいぞ!」
良夫「よっしゃー!逆転スリーランだぜ」
友人B「おーい、スリーランはいいけど・・・」
立川「でかすぎだ良夫。向こうの私有地へ行っちゃったぜ」

−その頃−
哲夫「おばさんの言ってた私有地はここかい、兄さん」
泰明「謎の女子高生と謎の場所。TVで使えるか見に来たのさ」
ヒナキ「・・・私に会いに来たわけ?」
−寝ていたヒナキ。起きあがる−
哲夫「おいおい。そんな所で寝て、サバイバルゲームのつもりか」.....
泰明「お前な、女子高生が制服でそんな事するか考えろよ・・・」
ヒナキ「ふふ。ねぇ、そっちのお兄さん」
泰明「うっ、いてて!」(頬をつねられる)
ヒナキ「もうすぐ、これより何倍も痛い事が−−」
−ヒュルルルルル・・・・ゴギン−
哲夫「がはぁ・・・・・・!」
ヒナキ「見れるわ」
泰明「て、哲夫ーー!?」
−良夫の打ったボールが哲夫の頭を直撃!病院へ直行−

−その頃−
良夫「いえー、スリーランだぜ、いえーい!」
−ベンチでまだ喜んでいた−


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