85:秋の味覚祭

風間「マツタケ〜、マツタケが安いよ〜。そこを歩くナイスバディウーマン、
   買って行かないかい」
由香里「ナイスバディってアタシ?」
風間「いや。隣の女性さ」
由香里「・・・明確に否定するなんて、ケンカ売ってるのかって感じ」

正美「マツタケなんて簡単に買えないですわ」
風間「それがどっこい、1本500円!」
由香里「安すぎると逆に疑いたくなるなぁ。本当にマツタケ?」
風間「何をおっしゃるウサギさん。食べてみてちょーだい」
由香里「・・・・・・美味しい!国内産?そんなわけないか」
風間「デベロンダッタ星産だね」
正美「私は買うの止めますわ」
由香里「・・・アタシも。せめて地球産を売りなさいよ」


風間「マツタケ〜、マツタケが安いよ〜。そこを歩くナイスガイ、買って行か
   ないかい」
恭介「遠慮しておきます。今日は妹と焼肉食べに行くので」
更紗「活きたトラフグとかなら今度買ってあげる」
風間「トラフグね、毎度!次回までに仕入れておこう」
恭介「毒を持ってるよな。フグは・・・」
更紗「今までの失敗を踏まえて、毒で確実性を高めなきゃね。くすくす」

−そして来ました、焼肉店−
店員「いらっしゃいませ。ご注文どうぞ」
更紗「今日は更紗にメニューを任せてくださいね。
   お兄様にはまず、【カルビ付き骨】でも噛んでてもらいましょう」
恭介「それじゃあ兄さんが犬みたいじゃないか・・・【骨付きカルビ】だろう」
店員「【カルビ付き骨】を1人前ですね。噛み応えはどれくらいがよろしいで
   しょう?」
恭介「いや・・・あなたも、乗らなくていいから・・・」


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86:CAROLS

更紗「お兄様、【おさいぼ】って何?」
恭介「【おせいぼ】(お歳暮)だな。1年間お世話になった人に、感謝の気持ち
   として贈る品物の事だよ」
更紗「ふーん。早く出世できるように、上司に贈る賄賂みたいなものね」
恭介「いや・・・賄賂って・・・おい」

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和子「いやーねぇ。もう年末が来るじゃない」
泰明「クリスマス・お年玉・お歳暮に大掃除。俺たち業界人は年末進行。
   おばさんと海外にでも逃亡しようかな、ははっ」
葉子「泰明さんプロデューサーで忙しいですもんね」
泰明「まぁ、普段から生活の細々こまごましたことはサユリに任せてるけどさ」
葉子「へぇ〜・・・じゃあ仕事以外の心配は全然なしですね・・・」
−ぎゅううっ−
良夫「いってー!」
由香里「葉子。腕つねってるって・・・」
和子「お歳暮も大変なのよ。神経使うし」
泰明「俺も、上に贈る分は気をつかうな。ははっ」
葉子「社会人って大変そう〜」
泰明「まぁ、品物選びもサユリに任せてるけどさ」
葉子「へぇ〜・・・じゃあ心配は全然なしですね・・・」
−ぎゅううっ−
哲夫「おぐっ」
由香里「葉子。足つねってるって・・・」
***********************************

更紗「お兄様、更紗からのお歳暮です」
恭介「お歳暮?開けてもいいかい」
−ガサゴソ−
更紗「拳銃型のライターです」
恭介「ライターにしては、やけにリアル−−」
−パンッ−
恭介「・・・更紗。今、何か銃口から出たんだが」
更紗「泰明6話で館にあった拳銃だもん。残念、銃口が天井を向いてたかぁ」
恭介「久々だな。このオチは・・・」
更紗「まぁね」


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87:歌って騒ぐ忘年会

−前田家・カラオケルーム(大広間)−
哲夫「♪よ〜っこっそ〜ここへ。遊ぼうよ〜パラダイス」
由香里「哲ニイ、こんな歌を歌えるんだ」
泰明「あいつ子供の時、ローラースケートと共に練習してたっけ」
葉子「学校で目立とうとしてたのかな。哲夫おじさん小ずるいね」

哲夫「おおう、久しぶりに熱唱したぞ。次は正美ちゃん、一緒に歌おう」
正美「私は歌なんて・・・。でもそこまで言うのなら46541−Bを」
由香里「めっちゃ歌いたそうじゃん」
葉子「今、そらで曲番を言いましたよね。持ち歌ですよきっと」
正美「♪別れた人に逢った〜。別れた渋谷で逢った〜」
由香里・葉子「渋っ!!」
和子「こういう雰囲気ムードのある歌って踊りだしたくなるわ。葉子ちゃん、チーク
   ダンスでも踊りましょうか」
葉子「は、はぁ・・・別にいいですけど・・・」

正美「♪飲みすぎたのは〜あなたのせいよ〜」
由香里「正美ネエ、マイク離さないね」
−忘年会は正美カラオケステージへ変化−


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88:アカネとミドリ

(※分けてお読みください)

茜「いい子ぶって大人を騙しても、この身体はあげないからね!」

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園部「明けましておめでとう良夫君」
良夫「おう。今年もよろしくな」
園部「良夫君、冬休みの宿題の書初め何書いたの?」
良夫「俺は『初日の出』だぜ」
園部「私は『教室の中心で良夫君と愛を誓う』って書いちゃった♪」
(習字紙の大きさ:1m×1m)
良夫「でけーな、おい!お前、今年もノン・ストップかよ」

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正美「園部さんはとても難しい患者に思えましたわ。1つの身体に二人の霊体
   が存在するんですもの」
葉子「それで正美おばさんはどうしたんですか?」
正美「私は言いましたの。その相反する二人の性格が存在すれば、漫才ブーム
   に乗って一人カンニングができますわねと」
葉子「それじゃ何も解決してないと思いますけど・・・」


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