101:新春隠し芸大会

良夫「葉子ネエ、この前の新春モノマネ大会のビデオがダビングできたぜ」
葉子「ふーん、見せて」

(1月8日:新春(晦の)スターモノマネ芸大会)
泰明「おすぎです」
哲夫「ピーコです」
泰明&哲夫「ちょっと・ちょっとちょっとー!」

良夫「息ピッタリな上に、似てるよなぁ」
葉子「このためにTV局で練習したみたい」

和子「かずこりんは〜、こりん星から来たこりんっ」

葉子「和子おばさんノリノリよね」
良夫「本人以外、みんな笑顔が引きつってるけどな…」

由香里「お昼は何を食べる?」
正美「I like susi.」
由香里「欧米かっ!」

葉子「クジで決めたから力加減はしない約束だったって」
良夫「見てるこっちがハラハラするよな」

葉子&ノコちゃん「たーらこ・たーらこ・たっぷり〜たーらこー♪」

葉子「タラコのかぶり物、泰明さんがTV局から持ってきてくれて助かったわ」
良夫「そこまでするかぁ?」

良夫「桜塚よっくんだよー!あたいに注目しな!」

葉子「あんただって…ここまでする?」
良夫「竹刀は芦村先生からで、衣装はヒナキから借りてきたんだよっ」
葉子「じゃ、メイクは?ウイッグは?」
良夫「園部が勝手に協力するって言ってよぉ…」
葉子「アンタ、今年も【いいオモチャ】にされそうね」

※芦村先生→学怖の生活指導の先生


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102:誕生日、おめでとうございます

和子「葉子ちゃん、お風呂入ってちょうだいな」
葉子「はーい。じゃ行ってきます」
良夫「窓は鍵かけて閉めろよ。外から見えるから」
葉子「…まさか前に覗いたとか」
良夫「別に、葉子ネエの裸なんて見たくねーよーだ」
園部「良夫君。私の時は全開にしといてア・ゲ・ル♪」
良夫「ひとさし指を振るな。閉めろ。虫が入るから」

泰明「うん…あぁソレでいいよ。じゃあ明日には帰るから」
≪ピッ≫
哲夫「兄さん、大変そうだなあ」
泰明「当然さ。俺は敏腕プロデューサーだぜ。ははっ」
由香里「今はどんな番組やってんの?」
泰明「クイズ番組のヘキ○ゴンとか」
由香里「あれかー。解答者にレベルの低い人いるよね。哲ニイといい勝負でき
    る人」
哲夫「そんな由香里ちゃん!自分の心はデコレーションなんだよ!」
由香里「…ちょっとぉ、もぉ。上目づかいで凄んでこないで」
正美「2人とも仲がよろしいんですのね。七不思議の時も隣同士でしたし。
   妬けますわ、うふふ」
由香里「絶対、小バカにされてる…」


更紗「お兄様、日野様の管理人さんが誕生日だって」
恭介「ファンサイトの最大手を運営するのは大変だろう。お祝いのメッセージ
   を送ろう」
更紗「お花も届けましょう」
恭介「その花は爆発したり、針が飛んだりはしないよな?」
更紗「…ちっ」

あっかんさん。
誕生日おめでとうございます。これからもサイトの運営頑張ってください。


−おまけ-
葉子「このお風呂場の窓、確かに外から簡単に覗けるわ。泰明さんが来たりし
   て〜」
≪ガラガラ≫
ヒナキ「あら今晩は」
葉子「…そこで何してるんですか」
ヒナキ「ミニ劇場に不足してたサービスシーンを補うために、私が少し騒動で
    も起こそうかなって」
葉子「サービスシーンって…何をやろうと…」
ヒナキ「それはヒミツ」


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103:べ、別に順位なんか気にしてないんだからねっ

風間「ヘイ!そこのナウでヤングな少年!品物を見て行かないかい」
良夫「オヤジ…いい加減、俺を見て声をかけるのやめろよな」
風間「まぁいいじゃないか。この不況でわざわざ値引きセールしてんだから」
良夫「ふーん。オヤジも大変なんだなぁ…しょうがないから見てってやるよ」
風間「これ、どうだい?【選挙権】。100円にしておくよ」
良夫「金で買えるのかよ!?だいたい俺まだ子供だぜ?」
風間「これは、スンバラリア星の次期大統領を決める重大な選挙で−−」
良夫「ああ、いいよもう。どうせ買わないし。次は?」
風間「バンクーバー五輪の閉会式チケット。旅費は別途」
良夫「閉会式を観てどーすんだよ!旅費別ってのがセコいな」
風間「これはどーだ。S駅から程遠いビルの六階の、同人ソフト即売会チケッ
   
良夫「ああ、それ『スクールデイズ』売ってた即売会の会場の事だろ。そんな
   細かい事にツッコめる奴、いねーよ…」

良夫「こんな感じでよぉ、正月から憂鬱な気分になっちゃって」
葉子「良夫の小学校って、変な人ばかりなのね」
良夫「しまいにゃ、【ピンクさんか飴玉ばあさんのどちらかと会える御守り】
   だの、【子ども店長の服】だの…怪しいったらないぜ」
正美「あら、良夫君の憂鬱なんてまだカワイイ方じゃありませんか」
葉子「正美おばさん?どうかしたんですか」
正美「人気投票これを見てくださいな。晦のキャラで私が最下位になっています
   の」

葉子「あ…ヒナキちゃんとも票の差が出てきてますね」
正美「どうしてかしら?頭が痛い悩みですわ」
哲夫「がっはっは!正美ちゃんは悩み過ぎなんだよ。自分を見習ってだな」
葉子「哲夫おじさんみたいに、悩みが全く無い人はいいですね」
哲夫「…いや、葉子ちゃん。さすがにそれは、自分のナイフな心を傷つける
   ぞ」
良夫「ナイフ?」
葉子「ナイーブの言い間違いなんでしょ。もうツッコまないから」
良夫「思うに、正美おばさんに看護師の衣装シーンがあれば良いんじゃないか
   なぁ」
葉子「それだけじゃダメね。ツンデレとか目指してみれば」
正美「ツンデレ?」
葉子「患者さんに『べ、別に心配なんてしてないんだからね!』とか言ってみ
   たり」
正美「葉子ちゃん、本気で考えてくれてませんわね」


石井「ぼ、僕は良いなと思います〜。え、えへ、看護師の正美さんに票入れな
   くちゃ」


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104:タイガーマスク

謎オヤジ「少年、おめでとう明けまして」
良夫「文章逆だろ…オヤジまだ商売してたのか」
謎オヤジ「純粋なカモ…じゃない、純粋な少年がいる限りここで商売するさ」
良夫「今日はどんなのがあるんだ?」
謎オヤジ「いま流行の【タイガーマスク】カザーマ製。被ったら2度と取れな
     いから、正体が絶対バレないよ」
良夫「ただの不良品じゃん」
謎オヤジ「【スンバラリア星人マスク】もあるけど」
良夫「いや、マスク自体いらねぇって」
謎オヤジ「ではハンカチ王子と同じ球速がでる野球グローブ」
良夫「小学生がそんな球速出したらオカシイだろ」
謎オヤジ「ならコレだ。【カザマ3DS】これで学怖をプレイすると、本当に
     画面から合わせ鏡の悪魔や、血を流した時田君が殴りかかってくる
     んだ」
良夫「ロクなものが出てこないな」
謎オヤジ「わかった。女性が良いんだな少年。むふふ心配ないぞ、無限廊下の
     女生徒や逆さ女もちゃんと出てくる」
良夫「…お客の安全考えてないだろコレ」

園部「良夫君、そんな物に興味引いてはダメよ」
良夫「あ、園部。そうだよな〜、別に買う気はないけどさ」
園部「良夫君には私がいれば充分だもの♪きゃ、もう良夫君ったら〜」
良夫「何も言ってねーよ」

更紗「おじさん今日もくださいな」
謎オヤジ「へい毎度!色々あるよ」
更紗「じゃ、触ったら電流が流れるドアノブと、座ったら壊れるイスと、セッ
   トした時間になったら爆竹が出る目覚まし時計ください」
良夫「…そんなものどこで使うんだよ?」
更紗「どこって、お兄様の部屋に…ううん、なんでもない」
良夫「思いっきりバレてるぜ」
更紗「だったら、新しく来た看護師さん用にもう1個ずつ買うわ」
謎オヤジ「ありがとさん。支払は?」
更紗「カードで」
良夫「こんな買い物にカードて」
謎オヤジ「これサービスね。効果絶大の【カザマ惚れ薬】」
園部「私にください、それ。 今もらったの全部!」
良夫「興味引くなって自分で言ったのに…そんなものどこで使うんだよ?」
園部「どこって、家庭科のカップケーキの…ううん、なんでもない。じゃあね
   良夫君」
良夫「…俺、明日の家庭科は休もうかな」
更紗「ズル休みなんて、人としてどうかと思うわよ」
良夫「そんな買い物する奴に言われたくねー」

−翌日・家庭科の先生が風邪で調理実習なし−
園部「こうなったら良夫君の給食の中に」
良夫「諦めろって」


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