(13)悩み相談室
−彼女の名はマザー・アンジュ。水晶を片手に、ウソっぽい格好でオカルト
ショップ開いてますが、本業は占い師。女子高生で賑わう店内に、今日も
悩みを持った人が訪れる−
マザー「まずは、どんな悩みか打ち明けてもらえますか?」
葉○「あの・・・好きな人がいるんですが、結ばれるか占ってください」
マザー「これはまた、何のひねりもない普通すぎる悩みですね」
葉○「ご、ごめんなさい・・・。でも真剣なんです!」
マザー「では、その方の事を教えていただけますか」
葉○「ええと、背は185cmで(憶測)、18歳も年上だけど若々しく、センス
良くて、優しくて、頼りがいがあって、それからぁ〜♪」
マザー「もしもし?名前とか生年月日なんですけど」
葉○「あは・・・そうですよね。名前は、真田泰明で〜(その他、略)」
マザー「わかりました。さっそく占いましょう。【〜呪文詠唱中〜】見えてきま
した。水晶を通じて、真田さんの想い人が」
葉○「誰ですか!?わくわく・どきどき・・・」
マザー「心中に決めた人は、、さゆりという方ですね」
葉○「は?さゆり??」
マザー「惹かれあっている仲みたいです。あなたの想いは通じないかと」
葉○「さゆりって誰なんですか?」 −ゴゴゴゴゴ−(地響き)
マザー「わ、私を睨まれても困ります・・・」
葉○「ふーん、さゆりねぇ。このワタシと勝負する気なのね。ふふふ・・・。
すいませんけど、呪詛人形くださいな。100個ほど」
マザー「見料と一緒に、バイトの子に言って買ってください(汗)」
−1日における、呪詛人形売上の新記録樹立!−
マザー「次の人、どうぞ」
和○「私・・・、今現在・・・人気投票の最下位なんです」
マザー「どれどれ、、なるほど、、確かに。4票とは悲しいですね」
和○「そうなのよぉ!不人気なのは仕方ないにしても、電話や巨大ゴキブリより
劣ってるなんて、あんまりだわ〜!」
マザー「そう嘆かないで。これ読んだ人が、投票するかも知れませんよ?」
和○「ううぅ・・・同情票を待つしかないのかしら・・・・」
−和○おばさんの試練は続く・・・。心優しい方の投票、お待ちしています−
マザー「あのー、余談ですけど、私にもどなたか投票お願いしますね・・・」
*管理人追記:残念ながら、マザー・アンジュさんは投票項目すらありません(笑)
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(14)素人降霊
和子「私、社交ダンス会の人に口説かれてるのか、確かめてみたいのよ」
この一言で、私達は【生霊】を降霊させる儀式を行う事になりました。
生霊を降ろせる時間は15分が限度らしいのですが・・・
葉子「じゃあ、みんな。例え自分が決まっても、恨みっこ無しですよ」
一同:「じゃ〜ん・け〜ん・ぽん!!」
哲夫「ぐお・・・。自分が負けか・・・・」
和子「決まりね。さあ、哲夫さん。ここに横になってちょうだい」
哲夫「あ、そうだ。トイレに行ってから・・・」
泰明「おまえ、自分の話の前に行ってきたろ。往生際が悪いぞ」
哲夫「兄さん、イザとなると結構冷たいよな・・・」
和子「では始めるわ。もし、違う霊が降りてきたら、三瓶のモノマネをしてね」
葉子「おばさん・・・根拠はあるんですか・・・?」
和子「いくわよ。はんにゃらまっか・ほんにゃらまっか・ふんだばだった・は
ー!」
ドーン!!
葉子「きゃあ!」
良夫「よ、葉子ネエ、苦しい。抱きつくなよ」←内心は嬉しい
葉子「え?わっ、やだ!【良夫を突き飛ばす】 泰明さ〜ん、怖〜い【抱き】」
泰明「ははっ。心配ないよ。にしても、降霊は成功したのかな・・・」
−みんなが哲夫の顔を覗き見る−
正美「哲夫さん、大丈夫ですか?」
哲夫(風間)「大丈夫だよ、セニョリータ。僕の事が心配なんだね。チュッ」
正美「きゃあぁぁ〜!何ですの!」
和子「あ、その言語・行動は風間さんね!?」
哲夫(風間)「ん、和子じゃないかぁ。僕に会いたかったのかい?」
和子「ええ。実は風間さんに、質問したい事があって・・・・」
哲夫(風間)「う〜ん、僕って罪作りな男だなぁ。あっはっは」
由香里「ホントにこんな人が素敵なのか?どっかの低級霊を呼んだんじゃ・・・」
−質問をする和子。あっという間に10分が過ぎる−
葉子「おばさん、そろそろ15分です。もう帰してあげましょうよ」
和子「あら、もう?じゃあ風間さん、また今度ね。はんにゃらまっか・・・」
哲夫(風間)「おいおい和子。それは降霊させる為のヤツで、帰らせるのは別の
ヤツだぞ」
和子「え!?私、コレしか知らないんだけど」
哲夫(風間)「なに〜〜!?帰れないと、僕は死んじゃうじゃないか!」
良夫「あ、そうだ。三瓶のマネすれば、強制的に帰れるんじゃねぇの?」
哲夫(風間)「三瓶?何だそれは。どーやってやるんだ?」
泰明「えーと、≪三瓶です≫って言いながら、こうやれば」
葉子「ふえ〜ん!泰明さんがあんな事してるぅ!」
由香里「なにも泣かなくても・・・」
哲夫(風間)「えぇーと、こうか。≪三瓶で・・・・・」
15分経過。時間オーバー
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(15)W杯・小ネタ
良夫「お〜す葉子ネエ」
葉子「良夫・・・!?なんて髪型してるのよ?」
良夫「チェッ。これだもんなぁ。わかんないのかよ。今、流行ってんだぜ」
葉子「う〜ん・・・。あ、わかった!キューピーマヨネーズの人形の」
良夫「違う!イングランドのベッカムだぜ!ボケんなよ」
葉子「えー、それがぁ?あんたがやっても、似合わないわね」
良夫「ふーんだ。いいもんね。俺が気に入ってるんだから」
葉子「・・・ところで良夫。その髪はどうやってやったの?」
良夫「父ちゃんの整髪料を拝借してな、自分で作ったんだぜ」
葉子「そりゃ、ご苦労様なことで・・・・」
−数時間後、和子おばさんに元の髪に戻された良夫でした−
*ベッカムが万が一わからない方は、新聞・雑誌かTVで確認して下さい
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(16)Dearest
葉子「ねぇ良夫。ここら辺って、新しい観光名所とかはないの?」
由香里「ヒマなのよねー」
良夫「そー言ってもよぉ。まだ行ってないトコロなんてあったかな・・・」
和子「温泉でよかったら、車で40分くらいであるわよ」
由香里「温泉かぁ。最近ハードなバイト多かったし、のんびりしてこっか」
葉子「いいですね。でも、車となると・・・」
−庭から顔を出す泰明−
泰明「なんなら俺が乗せてくよ。哲夫と相談してたんだ。ははっ」
葉子「じゃあ、決まりですね♪」
−こうして話の都合上、早速4人で温泉に行くことになりました−
【到着・温泉入り口前】
由香里「へぇ〜。露天風呂や混浴もあるんだぁ」
葉子「ちょっとドキドキしますね」
泰明「なに、葉子ちゃん。俺と一緒に混浴に入る?ははっ」
葉子「きゃっ。泰明さんったらもう〜」(照れ笑い)
哲夫「がっはっは!それなら自分が付き合うぞー。葉子ちゃん!」
【ガラガラガラ・・・ピシッ】女湯入り口のガラス戸が閉まる
哲夫「相変わらず、自分には厳しいな。葉子ちゃん・・・」
−そして入湯後−
【女湯・脱衣所】
由香里「葉子。アタシの着替えの服を着てみてよ」
葉子「え、この服ですか?えーと・・・・・・あ、ほんの少し大きいだけですね」
由香里「ふーん。15歳にしては、葉子って意外と大女なんだ?あはは」
葉子「大女なんて違いますよぉ!」
由香里「背はアタシの方が大きいのに、服のサイズがほぼ同じじゃん?」
葉子「それは・・・・由香里姉さんの胸が、小さいだけですよぉ」
由香里「!!・・・・・・」