学校である・・・かもしれない物語 『霊界からの声』−番外編の番外編 参照:学怖Sサントラ 49曲目( 持っている方は聴いてからどうぞ )
−1話、また1話と怖い話が語られる。七不思議の取材だったハズなのに、  ずいぶんたくさんの不思議を知ったような気がするわ。  こんなにドキドキしてるのは、私だけ?それとも・・・− 風間:「そうだよ恵美ちゃん。キミだけはこの僕の魅力を、ひしひしと感じ     てるんだね」 倉田:「・・・風間さんのセリフはまだ後です」 福沢:「でもさ、恵美ちゃん。なんだかイヤな雰囲気だと思わない?」 岩下:「あら、今ごろになってそんな事言っても遅いんじゃないかしら。     よく言うじゃない?こういう話をしていると--」 荒井:「霊が集まってくるですか」 【一同騒然】 新堂:「おい荒井。お前、森本レオみたいな声してるな」 荒井:「はぁ。ものまねしたつもりは無いんですが・・・」 新堂:「何言ってんだ。倉田なんか笑いたいのガマンして、顔引きつらせて     るんだぜ」 倉田:「そんな!引きつった顔なんかしてませんよ」 岩下:「あらあら。倉田さんが怖がってるのは、どうやら誠くんの方みたい     ね」 新堂:「なんで名前の方を言うんだ?まぁいいか・・。     それにしても日野のヤロー、臆病なやつらばっかり集めやがって」 風間:「・・・しかし、玲子ちゃんの言った事は正しいみたいだな」 【急にマジメになる風間】 −風間は自分達の命が危ないと言い、七不思議をキチンと終わらせるため、  とっておきの話を語り出した。男性アイドルの話が終わる− 新堂:「あ、あんまりびびらすなよ!」 風間:「あはは。ごめんゴメン。だけどキミ達、こんな事で驚いててどうす     るんだい。玲子ちゃんも恵美ちゃんも、この僕がついてるじゃない     かぁ」 福沢:「きゃあ!?」 倉田:「か、風間さん!腰に手を回すのは止めてください!」 新堂:「おい、肩じゃねぇのかよ」 荒井:「俗に言うセクハラですね。どっちにしても・・・」 風間:「何言ってるんだい恵美ちゃん。キミらがなかなか僕の胸に飛び込ん     でこないからさ。さぁ、岩下さんも僕の近くに♪」 新堂:「しかしだな風間。そこで岩下が胸に飛び込んできたら・・・そっちの     方が怖くないか?」 岩下:「そんな事どうでもいいわ。早く話を続けましょうよ。・・・でも、誠     くんは私の事をそんな風に思ってるのね。うふふふ・・・」 新堂:「だから、何で名前で呼ぶんだよ!? ってか↑のセリフは、喜んで     るのか怒ってるのかすら分かんねーじゃないかよ」 風間:「じゃ、とにかく話を続けさせてもらうよ」 −風間の怪談再開。かつての新聞部最大のライバルだった放送部にまつわる話。  制作したドラマが、なぜ放送されなかったかという核心に触れる− 風間:「原因不明の火災があったのさ。その時の唯一の手がかりのテープが     ・・・コレだよ」 福沢:「きゃ〜!本物なの?」 新堂:「なぁ、風間!もったいぶらずに聴かせろよ!」 風間:「後でトイレに行けなくなっても知らないぞ」 テープを再生させる風間 ・・・・・・・・・ 《♪チャーンチャチャチャララララーン。腕を前から上げて肩回しから・・・・・》 倉田:「ラジオ体操じゃないですかぁ!」 風間:「ホントは悲しいかな、テープの行方は誰にも分からないのさ。で、     まだ後日談があって〜〜」 新堂:「もう聞くのバカらしいぜ。にしても7人目のやつは何で来ないんだ。     かなりの時間が経つのによ」 −その時、校内放送の声が入る− 女の子の声:「ヒック・・ううっ・・グス・・。あの〜、七不思議に出席するよう        言われてたんですが、新聞部ってドコにあるんですかぁー。        ・・・くすん・・。誰か〜助けてくださーい・・」 倉田:「7人目の方、この新聞部の場所が分からなかったんだ・・・」 岩下:「ほとんど生徒がいないって言っても、校内放送使うなんて、よっぽ     どせっぱ詰まってたのね」 福沢:「恵美ちゃん、ドア開けて呼んできてあげなよ。あなたが今いる放送     室の隣が新聞部ですよって」 倉田:「なんか気まずいですけど・・・。やっぱり可哀想ですね」 −こうして彼女は七不思議の会の伝説となった。そして− 細田:「あの〜、これだけ長い話の中で、ぼくだけセリフないんですが・・・・」
(終)


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