私と先輩
目覚めるといつもと同じ朝・・・・・・・・何も変わる事はない。 私は毎日同じ事の繰り返しをしている。 学校に行き勉強して友達と話して部活に行き・・・・大好きな先輩と話をする・・・・・・。 ただそれだけの繰り返し。 毎日が同じ。 なにも変わらない・・・・・・・・つまらない世界。 私はもうこの世界に飽きた・・・・・・・・。 そろそろ次の世界へ旅立とうと思う。 みんなよりも早く・・・・・・この退屈でつまらない世界から抜け出すの。 大好きな先輩と一緒に。 明日にでも先輩と抜け出そう。 どうやって抜け出そう? ・・・・・・・・・・・・・・・・。 今日の放課後大好きな先輩と一緒に帰った。 帰りに家によって睡眠薬入りのお茶を飲ませた。 今先輩は寝てる。 これからどうしよう? 窓から落とす? それとも手首を切る? それとも首をつる? 一思いに刺しちゃう? どうしよう・・・・どうしよう・・・・どうしよう・・・・・・・・・・・・。 「さようなら先輩。また向こうの世界でね」 これが・・・・・・私の最後の言葉・・・・・・・・。 「ぎゃ!!!?」 短い悲鳴が聞こえた。 先輩は・・・・・・・・・・・・死んだ・・・・・・。 私もそれを追う・・・・・・。 グサッ! 私は先輩に重なるように倒れた・・・・・・。 このあと一体どうなるんだろう・・・・・・。 ダダダダダダ・・・・・・ 先輩の悲鳴を聞いて親が来たみたい。 「キャーーーーーーーー」 母さんの悲鳴・・・・・・私を呼ぶ声・・・・・・周りが五月蝿い・・・・・・。 でも・・・・・・眠くなってきた・・・・・・周りはもういいや・・・・・・。 先輩はもう待ってるのかな? 早く行かなきゃ。 先輩が待つ・・・・・・・・私達2人だけの世界・・・・・・誰も邪魔するものはいない。 救急車の音が聞こえてきた。 でももう意識がなくなってきた・・・・・・・・。 さようなら・・・・・・・・・・・・。 さよう・・・・・・・・な・・・・・・・・・・ら・・・・・・・・・・・・・・・。 そして恐怖は繰り返す・・・・・・・・・・。


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