(21)NEVER EVER パートB
    (虎丸さんリクエスト:海水浴ネタ)


正美「由香里さん。泰明さんと一緒ではなかったんですか?」
由香里「泰ニイは海の男だから、サーフィンしに行ったよ。哲ニイは?」
正美「晩ゴハンのおかずにするって、素潜りでサザエ取りに行ってますわ」
由香里「海女さんかい。あの人は・・・・」
正美「由香里さんは泳がないんですの?」
由香里「アタシはマイペースだから。気にせず正美ネエは泳いできなよ」
正美「ではそうしますわね」

−正美おばさんが海へ入る−
和子「やっほー。正美ちゃん」
正美「・・・・あ、あら、おばさま。・・・変わった泳ぎ方してますのね」
和子「日本古来から伝わる≪のし泳ぎ≫よ。優雅でしょう」
*のし泳ぎ→体を横にして泳ぐ方法。片手を伸ばしてバタ足せずに泳ぎます(多分)。
      あなたもレッツ・トライ!
正美「そ、そうですわね。ゆっくり泳いでいてくださいね・・・」
和子「待ってよ正美ちゃん。私と一緒に泳がない?」
−正美おばさんは返事をせず、クロールで逃げ出した−

葉子「はぁ〜。ちょっと休憩」
−葉子・良夫が海からあがる−
良夫「葉子ネエ、今日は泰ニイ追いかけないのか?」
葉子「だって泰明さん・・・近くで泳いでないし。あ〜あ、残念」
良夫「そっか。じゃあ今がチャンスってわけだな」
葉子「ん?何か言った?」
良夫「葉子ネエって美人だよな。水着も似合ってるし、スタイルいいし(ポッ)」
葉子「ありがと。でも、おだてても夏休みの宿題は手伝わないから」
  【↑真に受けてない葉子】
良夫「チェッ・・・・」
−いちゃいちゃモード突入作戦は失敗した−


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(22)秘められた過去・哲夫     (虎丸さんリクエスト:誰に言われた発言?ネタ) −彼女の名前はエマ。鋭い目しか映りませんが、この学園のシスターです− −床下に落ちそうになったシスターを支える哲夫− エマ「ど・・・どうして?」 哲夫「シスターが悪い人には見えないんです」 ショーン「テツオ!僕も手伝うよ!せ〜の。ファイトォ〜」 哲夫「イッパーーーツ!!」 ↑( タウリン1000mg配合:リポ○タンDのCM風に ) −引き上げに成功した− エマ「ありがとう・・・助かったわ・・・」 哲夫「いいんですよ。それよりシスター、あの大金は何なんですか?」 エマ「そ、そんなに見ないで。私、ジロジロ見られるのはキライなの」 哲夫「あっ、スマンです」 エマ「あれは裏口入学のお金なの。学園長が金庫に隠すよりはいいって・・・」 ショーン「噂には聞いてたけど、本当にしてたんですね・・・」 エマ「仕方ないの。この学園は毎年、生贄を人形に捧げないとダメだから・・」 哲夫「それって、何か別の話とくっついてる気がする・・・」 −数日後− ショーン「シスター、学園を去る事になっちゃったね」 哲夫「財宝探し、やめれば良かったかもな。自分は、シスター、結構好きだっ    たんだ」 ショーン「いつも1人で本を読んでたせいで、相談できる相手がいなかったん      だよ。テツオは悩みとかあったら、僕に相談してくれよ」 哲夫「ありがとな。じゃ、早速だか聞きたいことが2つあるんだ」 ショーン「何だい?」 哲夫「どうして正門以外からの出入りに、大金が必要なんだ?」 ショーン「??」 哲夫「だって、シスターが言ってたじゃないか。≪裏口≫入学って・・・」 −フリーズするショーン。かいつまんで説明する− 哲夫「ふ〜ん。なるほど。正式な手続きしないで入学するワケか」 ショーン「・・・で、もう1つは?」 哲夫「シスターがジロジロ見られるの嫌がるって知ってた?」 ショーン「ああ・・・それはテツオの顔が面白いから、わざと背けたんだってさ。      見ると笑っちゃうって言ってた」 −淡い恋心は完全崩壊。言葉だけ哲夫の心にキズとして残った− ▲目次に戻る
(23)For My Dear... −シンデレラは舞踏会に行けず、泣いておりました− シンデレラ(葉子)「ああ・・・私も舞踏会へ行ってみたいなぁ・・・」 魔法使い(和子)「何を泣いているんだい?シンデレラ」 葉子「わ、アメ玉ばあさん!?」 和子「・・・せっかく来たのに失敬な。あたしゃ帰るよ」 葉子「ああ、待って!実は舞踏会へ行きたいのに、ドレスがないんです・・・」 和子「初めから言えばいいのじゃ。なら、あたしが50年前に着てたドレスを」 葉子「新品でお願いします!なんか古くさそうだし・・・」 和子「ったく、ゼイタクなおなごじゃのう〜」 −魔法使いのババ様は、新しいドレスを着せてあげました− 葉子「ありがとうございます!で、お城へ行く手段なんですが−−」 和子「かぼちゃの馬車だっけ?あいにくコレしかないんだよ・・・」 −人力車(運転手:哲夫おじさん付き)登場− 葉子「うわっ。めちゃ遅そうですね・・・・」←疑いの目 哲夫「がっはっは!大丈夫!自分を信じて、さぁ乗った乗った」 和子「そうそう。これでも普通に歩いて行くよりは全然速いしの」 葉子「・・・わかりました。よいしょっと」 和子「それから言っとくが、12時には帰って来るんだよ。魔法が解けちゃう    から」 葉子「はい!それじゃ行ってきま・・・・きゃあ〜!」 −ドダダダダダダダダ−←猛スピードで走り始めた哲夫人力車 和子「やれやれ。問題がなければいいんじゃがのう」 −ドダダダダダダダダダダ・・・・・すって〜ん−←コケている 和子「・・・無事に済まんかも知れん・・・」 ▲目次に戻る
(24)恭介と更紗(禁じられた遊び) 僕は兄の恭介。こっちは妹の更紗。 僕たちは2人暮らしなのでとても仲がいい兄妹だ。 行楽の計画を立てるのも常に一緒さ。 恭介「更紗。もうすぐ【初秋からのブドウ狩り】とかできるぞ」 更紗「ブドウ狩りですか・・・」 恭介「更紗、こーゆうのキライか?前は楽しんでたじゃないか」 更紗「いえ・・・更紗、もう少し違った事がしたくなったんです」 恭介「どんな事だい?言ってごらん」 更紗「“お兄様狩り”なんて面白いと思うんですが」 恭介「何なんだ・・・それ・・・」 更紗「え〜と、まず屋敷周りの森へお兄様を放つんです。その後を100数え    た更紗が追いかけて、お兄様を捕まえるの」 恭介「びっくりさせるなよ、鬼ごっこか。まだまだ子供だな。あはは」 更紗「もちろん、お兄様は丸腰でも、更紗は武器を持ってますよ。森にだって    ワナがいっぱい仕掛けてあるの。楽しそうでしょう」 恭介「・・・兄さんはだな・・・やっぱり行楽地で楽しく−−」 −うつむく更紗− 更紗「更紗の言う事、聞いて下さらないの?そんなお兄様嫌い・・・」 恭介「・・・わ、分かった。今度の日曜にやってやるから泣くなよ」 更紗「ホントですか!?なら早速ワナの準備に取り掛からなきゃ!」 −180度、方向転換− 恭介「お、おい・・・。散歩の時みたいな、危ないモノは作るなよ・・・」 更紗「どうしようかなぁ〜。うふ」 −今日も兄の日常は冷たい−
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